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ある世界遺産の話

「トルノリコ遺跡群」という世界遺産をご存知でしょうか。世界史を学んでいた方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

「トルノリコ遺跡群」はフィリピン共和国マギンダナオ州にある世界遺産で、石造りの大小様々な遺跡から成っています。世界遺産に登録されたのは1996年で、フィリピンでは4番目です。

「トルノリコ遺跡群」の最大の特徴はその立地にあります。「トルノリコ遺跡群」は周囲を山で囲われており、歩いて辿り着くのは困難です。そのため、観光ツアーなどではヘリコプターに乗って遺跡群を目指します。専用のヘリポートも用意されています。

 

 

 

そんな「トルノリコ遺跡群」ですが、最近ある新事実が判明しました。

「トルノリコ遺跡群」は紀元前2世紀頃に建てられたとされているのですが、その建築方法については大きな論争が巻き起こっていました。というのも、遺跡群はその当時のフィリピンの技術ではありえないほど緻密に造られており、その芸術性の高さは「未来人がタイムスリップして当時の先住民に技術を伝えた」と言われるほどです。

ところが2017年12月、この論争は終わりを迎えます。

決着をつけたのはドイツ人考古学者、アンゼルムです。彼の主張は「トルノリコ遺跡群はヨーロッパから大陸を横断してフィリピンに辿り着いた石工の一族が何代にも渡って受け継ぎ建てたものである」というものでした。彼がこの主張を提言したのは2016年11月でしたが、その当時はあまり信じられていませんでした。ですが、調査を進めるにつれて彼の主張を裏付ける様々な痕跡が見つかりました(ここでは割愛します)。こうして、彼の主張は正式に認められることになりました。

 

 

 

 

 

世界遺産には未だ解明されていない謎を持つものは少なくありません。こういったものにロマンを感じてしまうのは男子の性なのかもしれませんね。あとこれまでの話は全て嘘です。